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書影付き著作データ (5)その他

【 掲載書影 】
福永武彦編『萩原朔太郎詩集(1964)
おおくにぬしのぼうけん(1968)
『福永武彦全小説』愛蔵版 第1巻扉の福永武彦自筆短歌(1973)
我思古人(1975)
「小説の愉しみ」 福永武彦対談集(1981)
玩草亭百花譜(1981)
絵のある本(1982)
 
*画像クリックで拡大画像にリンクします。

□福永武彦編『萩原朔太郎詩集

福永武彦編『萩原朔太郎詩集 1964・11・25 大和書房 420円 東洋印刷・154㎜×112㎜(縦×横) 角背布装・函・カヴァ・224頁
+「父と端唄―思い出―」萩原葉子(5頁)+「解説」福永武彦9頁
当書刊行時に、朔太郎詩集の定本とされていた新潮社版『萩原朔太郎全集』第1巻は、全て初版本を底本としていたのに対し、朔太郎の場合、詩篇への手入れは「充分に作者の詩的推敲を経て、謂わばより濃密な詩的凝縮を示していると思われる」という理由から、福永は、初版本ではなく各々その手入れ後の詩篇(例えば『青猫』でなく『定本青猫』を、『純情小曲集』ではなく『氷島』)を底本として採っている。この編集態度は見事な見識であり、賛同できる。書影は、扉(右)と函カヴァ(左)。


□おおくにぬしのぼうけん
 (函版とカヴァ版))


「おおくにぬしのぼうけん」 ものがたり絵本・10 1968・2・10 岩崎書店 420円
金羊社・220×250・角背厚紙装・カヴァまたは函〔どちらかで完本〕 頁付なし(32頁,別に「お母さまがたへ」堀尾青史,1頁) 絵 片岡球子
*函付の方がカヴァ付よりも稀少。カヴァ付で5000円~8000円程度。函付は、その2~3倍の価格。


□『福永武彦全小説』愛蔵版 第1巻扉の福永武彦自筆短歌
『福永武彦全小説』愛蔵版 第1巻  扉の福永武彦自筆短歌 1973・12・25 新潮社 4000円
二光印刷・46判・丸背革装、小口角革、レルマ紙表紙・本金箔押・布装函・函カヴァ 岡鹿之助装画 口絵一丁
*「小説 風土」所収
1970年8月中旬より小布施町新生病院に入院していた際の一首。
木村茂銅版画集『小布施』、『雜百首』所収。色紙にも揮毫されることの多い歌である。
 

我思古人
○私家版
「我思古人」 私家版
堀 辰雄共著 私家版26部 1975・6・6 槐書房 非売
精興社・140×230・緑色和紙和装・薄緑色布貼爪付帙・アルファベット,(毛筆署名入)・頁付なし(96頁)
*堀辰雄の23回忌の際に作製された印譜集『我思古人』130部本の組版を譲り受け、福永が自らの随筆(「我思古人」)を付け足して出来た私家本。堀版の『我思古人』は市場価格8万円~10万円ほどだが、堀・福永版の『我思古人』は、市場にはほとんど現れない稀覯本である。
 

「小説の愉しみ」 福永武彦対談集
「小説の愉しみ」 福永武彦対談集 1981・1・30 講談社 1300円
信毎書籍印刷・46判・厚紙装・カヴァ・帯・251頁 装幀 秋山法子
*丸谷才一,清水 徹,中村真一郎,結城昌治,都築道夫,遠藤周作,篠田一士,菅野昭正,長谷川泉,岡 鹿之助との対談 「文学と私」(モノログ)所収,「福永の喋り方―あとがきに代えて」中村真一郎,「福永武彦 対談・座談 一覧」


□玩草亭百花譜
○文庫版
 『玩草亭百花譜』中央公論社文庫 元版と同内容,カヴァ装画 著者(元版・普及版とは別)              
・上巻 1993・9・10 中央公論社 980円 日本写真印刷・文庫判・紙装・カヴァ・帯・161頁(他に「目次」1頁・「注」4頁・「図版目録」2頁)
*1975年・76年・77年Iの草花写生帳,他に随筆「草花を描く」「再びの秋」「邯鄲」「きのこ」所収

・中巻 1993・10・10 中央公論社 980円 日本写真印刷・文庫判・紙装・カヴァ・帯・155頁(他に「目次」1頁・「注」4頁・「図版目録」2頁)
*1977年II,78年Iの草花写生帳,他に随筆「始める前」「絵の話」所収

・下巻 1993・11・10 中央公論社 980円 日本写真印刷・文庫判・紙装・カヴァ・帯・169頁(他に「目次」1頁・「注」4頁・「図版目録」2頁・「草花索引」4頁) 著者写真1頁・解説9頁) 「あとがき」福永貞子、「解説 野の花と森の風」加賀乙彦
*78年II,79年の草花写生帳,他に風景・静物写生,御馳走帳を所収


□絵のある本
○限定版
「絵のある本」 限定500部 1982・12・10 文化出版局 20000円
日本写真印刷・185×234・フランス装・紙装夫婦函・ダンボール外函・番号入・124頁
*1977年1月号より雑誌『ミセス』に「絵のある本」の総題のもとに連載された愛書随筆
「解説 愛書家としての福永武彦」源高根,装幀 武井武雄
福永没後刊行の限定本。書影をふんだんに取り得れた、見ても読んでも愉しめる本。

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